フィギュア原型 研磨 / フィニッシャー 今後の見通し

フィギュア業界は今後も成長していく業界だと思います。

3Dデジタル原型が今後も発展し、VRでも触れる、愛でる、遊ぶようになると予想していますが、人がリアル(現実)で生きている限り、リアル(現実)で触れる、愛でる、遊ぶ事をやめることはないと思っています。

光や陰影が彩る造形美はリアル(現実)以外では再現尽くせないと思っています。

今後、3Dプリンターの精度が上がってもフィギュアの量産原型の研磨/フィニッシャーの仕事は無くならないと思っています。

3Dプリンターの性能はどんどん上がるでしょうが、それに合わせて3Dデジタル原型で求められる表現もハイレベルなモノを求められると思っています。

ただし、粉末や液体から造形している限り、どうしても造形の限界が来ると思っています。

フィギュアブランド様やフィギュアメーカー様が差別化をはかり、固定のファンを増やしていくにはキャラクターの基本スタイルだけでなく、ファンに刺さるディテールやポージング、表現力、創造性が今以上に求められてくると思っています。

違いを明確にしていかないと、プロモーションをしても埋もれていく可能性が高いとフィギュアブランド様やフィギュアメーカー様は気づいていると思います。

フィギュアブランド様やフィギュアメーカー様が市場で生き残りをかけて変わっていく中で、フィギュアの量産原型の研磨 フィニッシャー も変わる必要があると気づいているフィニッシャーがどれほど居るか? 

おそらくほとんど居ないと思っています。

今後は、国内のフィギュアブランド様やフィギュアメーカー様は版権元と協力して世界市場へ販路をどんどん増やしていくと予想できます。

国内のマーケットは人口動向から縮小していくことは既に予想出来るので、国内市場は更に競争が激しくなっていきます。

その中で生き残るには、異素材を組み付けたり、表現方法や創造性で独自色を出して差別化をは計っていくと予想しています。

最終的には、一部の高額なフィギュアは美術品に近い位置づけの物が増え、輸出されていくのではないでしょうか?

競争が激化してもしばらくは、研磨 フィニッシャーの出来る範囲に合わせて企画も通して来るでしょうが、必ずどこかで変わります。

研磨 フィニッシャーに合わせては売れない、必要な収益が上げられない時代が必ず来ます。

そうなった時に、フィギュアブランド様やフィギュアメーカー様の要望に応えられるフィギュアの量産原型の研磨 フィニッシャーはどれほど居るのか?

不安を覚えます。

フィギュアの量産原型の研磨 フィニッシャーの仕事は今後も無くならず、求められるレベルや出来る事の要望が更に増えると考えています。

極論を言うと、樹脂も金属も研磨出来る位でないといけないような気がします。

どこのフィギュアブランド様やフィギュアメーカー様が表現力、独創性、創造性を前面に打ちだして一歩先を行くのか?

今後も目が離せない業界です。